製造工程

鋼材について

優れた道具は鋼の選定から
長くご愛用していただける道具であるために

切れ味と耐摩耗性を兼ね備えた園芸鋏を作るには、炭素量の多い鋼を使用します。しかし、高価な鋼になるほど職人の高い技術と熟練した経験が必要になります。
職人の長年の勘と経験が、火造り、焼入れ、焼戻しといった数々の工程に存分に生かされ、優れた道具を作り上げます。

基本的にSK-5などの工具鋼→黄紙鋼→白紙鋼→青紙鋼の順で炭素量が増加します。
製造工程
越後三条の鍛冶職人が受け継いだ伝統製法の一例をご紹介します。※

手打ち鋏は、地鉄(じがね)に刃の部分となる鋼を接着する「付け鋼」という製法で作られています。
これにより靭性・硬度を高める焼入れの工程が可能となります。
良く切れてしかも切れ味が長持ちする鋏のできあがりです。

※ご覧の製造工程は一例です。
熟練職人の淀みない製造工程は、数えようによっては100以上の工程を遥かに超えるものとなっています。

研ぎ直し・柄の入替など各種修理承ります

刃欠けや歪み、錆やガタツキの他、ご使用に不具合が生じましたら
お気軽にお近くの販売店までお問合せください。

【植木鋏、剪定鋏、刈込鋏、鉈、チップソーなど】

合わせ刃物の修理は、分解→表研ぎ→裏研ぎ→合刃調整→組立と、一丁ずつ丁寧に行います。
特に裏研ぎと合刃調整は、職人以外が行うと余計に切れなくなってしまうほどシビアな作業です。
修理もぜひ、その道のプロにおまかせください。

また、職人の手による打刃物は何度も研ぎ直すことが可能です。
植木職人さんのお客様で、多い方では5回以上も研ぎ直しのご依頼をいただくこともございます。
修理後は新品同様の切れ味が戻りますので永くお使いいただけます。

※研ぎ直しは手作業のため、約4週間ほどかかりますのでご容赦ください。
研ぎ直し
切れ味が落ちてきたと感じたり、刃欠けや錆が生じてしまったら、研ぎ直し修理をご相談ください。切れ味がよみがえります。
刈込鋏の柄入替
刈込鋏の柄は、木工職人に削りだしていただき作成しています。折れてしまったり、古くなった柄も入替すれば、見た目にも気持ち良くお使いいただけます。